玉響

ぼくたちのリフレクション

5×20

こんな未来を誰が予想しただろう?
こんなに切ないアニバーサリーがあるなんて、思ってもみなかった。

あまりに哀しくて、でも、あまりに優しい嵐のお誕生日の唄。




曇天×海×白シャツ×嵐×20周年。

コンサートで聴いた時に感じた詞の温かさよりも、寒々しい空と海、やけに清廉で少し怖くなってしまうような出で立ちの5人。

雲間からまたkissを
顔を見ただけで

しょにのは何だか、静止画を見てるだけで泣けてしまうような複雑な表情をしてるけど、潤くんの温かさに救われたな。


嵐が、歩みを止めてしまうって捉え方はにのと同じなんだけど、
20周年と休止については、切り離して考えたがるオタクとは対極みたいな考えの5人。すっと腑に落ちる部分もあった。


でも、5×20ベストアルバムのダブル、いやトリプルミリオンまで届かせよう!っていう気持ちは、ファンの純粋な愛と感謝だよ。「票数は愛です」ってかつての優子が言ってたように、多種売りも特典売りも殆どしてこなかったファン思いの嵐に、たまには私たちが素敵な景色を見せてあげたいんだよ。見ててね、平成最強のアイドルが令和にも名を轟かせて、記憶にも記録にも残る瞬間🤞


思ってたのとは違ったPVを見て、Twitterでもちらほらと見かけたけれど、「優しい嘘」という言葉が過ぎった。
信じていたい、約束していたい、でも。


優しい嵐の優しい嘘は、私達のため。今までもこれからも。

せめて、最後まで気付かない振りでいたい。解けない魔法も醒めない夢もあるのだと信じて、ありがとうだけを伝えたい。

5人が力づくでも守って、絶対に触らせてくれない嵐ってものを、私にも守らせてほしい。

私たちはきっと、信じた君の嘘なら飲み込むよ。
でも寂しいよ、でも信じてるよ。

寂しいよ。大好きだよ。こんなにも寂しいよ。






曇天を背に立つ嵐の表情は、多弁で、何かを読み取れるようで、でも結局何も分からなかった。

だから精一杯の愛と誠意でもって届けてくれる全てを、きちんと受け取って、後一年半を丁寧に生きていこうと思う。やっぱり私たちは、休止のこともあるけれど、まずは20年分の感謝をぎゅぎゅっと届けたいんだよ。おめでとうって言えることの幸せを噛み締めさせて。




醒めない夢もきっとあるからさ。

どんな未来でも、一緒に夢を見ようね。


2019.6.27 AM1:50