玉響

ぼくたちのリフレクション

真ん中のはしっこ

上映開始直後に滑り込んだ座席で、黙祷をした。

携帯の電源を落とす直前に、今年も動画が投稿されたという通知を見た。







帰りの電車の中で洋次郎のコメントを読み、この5年間の間欠かさず3.11に投稿されてきた楽曲を少し振り返り。




今、家でパンフレットを読み終えて。







「脱退を希望」
その言葉に思考が停止し、一瞬息が止まったあの日をふと思い出しています。



「あんなに愛し合ってた四人なのに」
3人の言葉が届かなかった、と映画中語られていた当時の智史を想って。 あの幕張メッセに来ていたという智史を想って。
サポートドラムオーディションのシーンで、本編中唯一聞けた智史の声に、むせび泣きました。



3人の嘘のない言葉が、逆に重く、重くのしかかった。

それでもね、羽田さんが智史のドラムについて語ったこと。 デビュー前、まだ皆下手くそで、でもドラムの子良いねと言われていたということ。




きっと、愛だよね。
愛を持って、やってたのは、見てて分かったんだよ。

羽田さんが、相当作り込んでるねって、相当練習してるよ彼って言ったの聞いた瞬間決壊したんだから……。




あんなに、楽しそうで嬉しそうな顔しながらドラム叩くひとなんて、居ないんだから。

代わりなんていない。埋まらない。
そんでも止まらない。




ねぇ智史、いま、どうしてるの。










ツアー初日さ、RO69でツインドラムの文字を目にした時、衝撃より先に、何かめちゃくちゃ安心したの。


智史が抜けて森くんが入って、四人です、はあまりに哀しかったから。

言い方おかしいけど、それで埋めれるような穴じゃないはずだよね、って。

そっか、五人かぁ、と。






あっという間の110分。

観終わった時、あぁ、生まれてきたんだねって、凄く腑に落ちた。

智史の活動休止、海外ツアー、初のヨーロッパ、胎盤ツアー。

あの激動の3ヶ月を経て、「はじまりはじまり」と銘打たれたワンマンはそういうことだったんだね、って納得できた。


10周年の〆、いろいろを乗り越えて、もう一度生まれ直してきたような新しいRADWIMPS

でね、嬉しかったのは、それが何も悲しくなかったこと。 止まって欲しいようで、置いてかないで欲しいようで、前向いてて欲しかったんだから、ほんと勝手です。
勝手だけど、RADはちゃんと教えてくれたし、見せてくれた。

その期間、RADのすべてを繋いでいたのが「HESONOO」だったんだねって。

それを見せてくれたことに、意味があるなぁって。


そして
つながりを断ち切って、人は生まれてくるんだよ


貴方方は、次に向かうんだね。

落し物もきっと、思い出す人達だと信じてる。


ならこわくない。



ナベさんの言う通り、自分の意志と尺度を頼りに、ついてきたから。
選び取ってね、貴方方と向き合うことにしたんだよ。

空洞が埋まってくのは、最高に気分がいいからさ。


わたし、あなたが40なってもおしゃかしゃまが聴きたいからさ。笑





✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄






こっからは胎盤の映像を見て抑えきれなかった諸々を。


- ゲス乙女。

ロマンスがありあまるの初っ端軽く音外した洋次郎さん


- スピッツ

草野マサムネの「叫べ」鳥肌立った。 袖で?!?!ってなってるメンバーが愛おしい。 ようじろーのチェリーはずるいね


- ONE OK ROCK

ちょっと私号泣だったのここ……期末真っ只中で……申し込みすら諦めてて……したらデュエットでバイ・マイ・サイ歌ったってゆーから悔しくて泣けちゃった11月のあの週思い出して……

対ワンオクはやっぱり、生で観たかったなぁ。゚(゚´pωq。`)゚。 智史が居たらどんなに、って思っちゃったけど許して欲しい。

朝倉監督も智史の話がタブーな雰囲気はなかったって言ってたから許して欲しい……。各メンバー間和気あいあいしててほんっと素敵だったです……


- Mr.Children

急遽話が出て、問題いっぱい抱えながらも、ワクワクが抑えきれない洋次郎まで見せてもらっちゃったら、そりゃ。

良かったねぇええ!ってなるよそりゃ! ちょう嬉しそうだもん!!

またちゃんと横アリ以上の場所とスケジュール抑えて、やれたらいいね!zeppクラスは頼むからもうやめてね!








という訳で。
私が一体これを誰に公開しようとしてるのか全く定かではありませんが、あんまり抑えきれなくて避難場所(はてなブログ)に手を出してしまいました。反省はしていません。

読んでくれた方へ心からのありがとう。


私はあと、2回は観にゆきます。





RAD、私達に見せてくれて、ありがとうね。