玉響

ぼくたちのリフレクション

ずぼらな不器用人間、爪に綺麗に色を乗せるのがとかく苦手。
左手はさておき、右手ははみ出すし、バイト前には落とさないといけないし、億劫で。

コンサート前くらいはとなけなしの乙女心を絞り出して、いつも赤のペディキュアをして会いに行っていた。



ふと、赤のハンドマニキュアなんていつぶりだろうって、悪戦苦闘しながら考えた。

爪にすきなひとの色を乗せただけで幸せで、強くて賢い女の子になったような気がする。

大好きな人の纏う大好きな色を、自分も纏って、会いに行ける。

こんな幸せなことはない。





翔くん、これが最後だなんて、私やだな~~


こんなに準備が捗らない遠征は初めてだけど、今までで一番の思い出にしたいから、しっかり荷造りします。

やれる事全部やって、明日は、笑顔で会おうね!


なんて言って、明日嵐に会えるなんて信じられない。。